ogrlism forever

布袋寅泰さんの「GUITARHYTHM FOREVER」に触発されて…

IRの議論について

横浜市が、IRのことで、各方面から叩かれているが。

市長の林さんは、2009年に就任。前職が引き起こしたゴタゴタを引き取っての就任。それ以来、「信頼と共感の市政」というテーマで、市長を担ってきた。

その彼女が、就任10年目になる8/29の一週間前にIRを打ち出した。それなりの思いがあったんだろう。

彼女は、73歳。任期が終わる2021年には、後期高齢者だ。恐らく、4期目なんて考えてはいないだろう。そんな体力、気力が残っているとも思えない。その彼女が、自分を含む高齢者の人生の最終段階のためにも、財政を立て直して、充実した福祉環境を確立したいと思ったと考えるのは、穿ち過ぎだろうか?

彼女の会見を生で観た。徹頭徹尾、彼女が言っていたのは、「横浜には、金がない。観光でもしけている。IRを起爆剤にして、横浜に人と金が集まる仕組みを作りたい」ということだった。その目的のためにIRが適切かというのは、議論の余地があるが(例えば、観光で経済振興をはかるのではなく、東京のベッドタウンという立場を逆手にとって、在宅勤務型起業のスポットにするとか)、彼女を批判する人は、その目的については、全然触れない。選挙の時に白紙と言ってたのにやると言うのは裏切りだとか、ギャンブル依存症を招くとか。金が無きゃ、中学校給食も、公共施設の維持も、何もできない。日本で最初に水道を導入した横浜は、その菅の維持のためにも、莫大な支出が予想される。その金を海外の富裕層が垂れ流すあぶく銭で賄うのは、そんなに悪いことなんだろうか?